【注意】カナダで気を付けたいベッドバグ(南京虫/トコジラミ)について

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カナダのアルバータ州へ旅行に行き、キャビンに泊まった際にベッドバグを家へ持ち帰ってしまったために、人生最悪の2週間を送った経験をしました。今回は私が実際に体験した症状や行った駆除方法、今後の対策方法等に関し紹介します。

ベッドバグとは!?

ベッドバグとは、日本語でトコジラミ、または南京虫と呼ばれる吸血する昆虫です。

ダニは1mm以下と目視が難しいですが、ベッドバグの体長は5~8mm程あります。卵は1mm程の大きさの為、目視では難しい場合もありますが、私は目視でも確認できる程の卵の大きさを確認しました。

またベッドバグは人を刺し、場合によっては強い痒みを伴いますが、日本の家にいるダニの80%は、人を刺さず糞や死骸がアレルギーの原因となるヒョウダニやコナダニです。

色はというと、成虫は茶色ですが、血を吸うと濃い赤色っぽく変色し、潰すと吸血したであろう血が出てきます。

ベッドバグは21°C〜28°Cの場所を好みます。その為、バンクーバーの夏の気候は、ベッドバクにとって繁殖に最適な環境となります。
またベッドバグの平均寿命は1年くらいで、寒い冬も死滅せず休眠する害虫です。

人間だけでなく、ペットも被害に遭うことがあるので注意が必要です。

一度発生してしまうと、完全な除去作業は困難で、痒みを伴うストレスがかなり大きくなる可能性があります。

発生原因は!?

ベッドバクには羽がないので飛ぶことができません。 そのため考えうる原因は、服やカバンなどの荷物にくっ付いて家の中に侵入することです。 

海外旅行の際には注意が必要ですが、特にバックパッカーの方が泊まるような簡易なベッドが置かれた宿泊施設などはベッドバグの被害確率は上がるそうです。

メスのベッドバグは1日に5個くらいの卵を約3カ月間毎日産み続け、生涯で200~500個の卵を産むと言われています。卵は約2週間程で孵化します。

どうやって判明した!?

ベッドバグは、深夜になると活発に活動をし、私たちが呼吸をする二酸化炭素に引き寄せられ、睡眠中に血を吸います。

  • 突然虫に刺された痒みが発生
  • ベッドシーツにベッドバグを目視で確認
  • 夜、携帯スクリーンに張り付いてきた

ベッドバグに関する知識が全くなかった為、目視で確認するもただ虫が窓から入ってきただけだと思いあまり危機感を感じていませんでした。しかし、ある日突然1日で10カ所以上刺され、同時に強い痒みを伴ったため、インターネットで調べたところ、ベッドバグ(南京虫)であることが判明しました。

どんな症状が出るの!?

肌のどの部分も噛まれる可能性はありますが、とくに顔、首、腕、足を噛まれることが多いです。私は、頭皮も噛まれ、髪の毛が束で抜け、髪を下せなくなるくらいの10円ハゲができました。これには相当なショックを受けました…(発生から1年経った今では、髪の毛は15㎝程になりました)

ちなみに同じベッドで寝ていた白人の彼は一か所も噛まれなかったです…

  • 一日10カ所以上刺され、平常心ではいられないほどの痒み(市販のかゆみ止めを約2週間で2個使い切る程刺されましたが、気持ち程度の効果です。)
  • お酒を飲むと体温が上がり、痒さが増す
  • 頭皮を刺され、髪の毛が抜けた

どうやって駆除した!?

結論から言うと、私たちは自力で駆除に成功しました。

実際には『ベッドマットレスの裏、その下に敷いてあったシーツとの間に、ベッドバグと卵を多数発見しました。(シーツは破棄しました)

完全に駆除しきるまで1週間程かかりましたが、その際行ったことと購入したものもいくつかあるので紹介します。

駆除するため行ったこと

  • 掃除機で床を掃除
  • ベッド/ソファ/クッションにはスチームアイロンを複数回、布団クリーナーで徹底的に掃除→ベッドバグは50度で死ぬ為
  • ベッドカバーやシーツを洗濯、ベッドバグ防止用シーツを購入(マットレスから登ってくるのを防ぐものです。)
  • ベッドバグトラップをベッド足に設置(床から登ってくるのを防ぐためです)
  • 電気をつけて寝る
  • とにかく毎日ベッドシーツを確認
布団クリーナー
ベッドバグ防止用シーツ(白)
ベッドバグトラップ

ちなみに殺虫剤でもベッドバグに対してはあまり効果がないそうです。

発生した場合は、プロの害獣駆除の会社(Pest Control Operator)に駆除作業を依頼するのが一般的ですが、カナダでは10万くらいかかる可能性があるとのことです。

ベッドバグの被害にあわないためには!?

  • 床の掃除やベッド、ソファーの掃除を定期的に行う
  • 旅行でホテルに泊まる際には、ベッドシーツ上や、シーツをめくったマットレス裏まで確認する。(夜になると人間の二酸化炭素に引き寄せられて登ってくる為)
  • ホテルでは服やその他持ち物を広げない、カバンから出さない
  • カナダではベッドマットレスを中古では買わない方が無難。

この記事を執筆しながらも過去を思い返し身体が痒くなってくる程、二度と味わいたくない経験でした。

カナダは特にベッドバグの被害が深刻な地域であるため、今後自然のある地域へ行く際や、ホテルやキャビンに泊まる際には十分に気を付けたいです。

今回の記事がカナダへの渡航を予定されている方や、ベッドバグの被害に遭われた方の参考になれば幸いです。

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