カナダ最大級のバンクーバー水族館を紹介

バンクーバー水族館(Vancouver Aquarium)は、1956年にオープンしたカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのスタンレーパーク内にある水族館です。

カナダ初の公立水族館であるバンクーバー水族館は、カナダでは最大級、北米で5本の指に入る規模を誇っており、65,000点の生き物と120以上展示があります。

今回はバンクーバー水族館に関して、歴史・料金・開園時間・内部の様子や楽しめるポイント・カフェとお土産ショップなど詳しく紹介をしていきます。

バンクーバー水族館の詳細

バンクーバー水族館はバンクーバーの有名な観光地のひとつであると同時に、海洋研究、気候変動活動、自然保護、海洋哺乳類の救助やリハビリテーションも行っています。海洋哺乳類のレスキュープログラムを成功させたことでも世界的に知られています。このような革新的な保護プログラムと最高の動物ケアにより、水族館は毎年高い評価を受けています。

歴史

カナダ初の水族館として1956年にオープンし、シャチを展示した世界で2番目の水族館としても有名で、その他、シロイルカ・イルカ・イッカクなども展示されていました。

まず1995年に「Qila」と名付けられたシロイルカが誕生し、カナダの水族館で妊娠・出産した最初のシロイルカとなりました。2002年に2頭目のシロイルカ「Tuvaq」が誕生しましたが、2005年に急死してしまいました。

1996年にバンクーバー公園委員会は自治体の条例を制定し、バンクーバー水族館が展示目的で野生から鯨類を捕獲することを禁止し、他の施設から鯨類を入手するのは飼育下で生まれたもの、または1996年以前に捕獲されたもの、またはこの日以降に救助され野生に戻ることが不可能と判断された鯨類のみと決めました。

当時水族館では最大7頭ほどシャチを飼育しており、シャチのショーは長い間来館者の最大の魅力となっていましたが、適切な仲間が見つからずシャチを他の水族館へ譲渡したり、病気の為亡くなってしまった結果、バンクーバー水族館は2001年以降シャチを飼育しておりません。

現在バンクーバー水族館にはシャチやイルカなどの鯨類は展示されていません

場所

水族館はバンクーバーのスタンレーパーク内にあります。有料駐車場が完備されています。(スタンレーパーク内には至る所に駐車場がありますが、全てが有料です)

住所:845 Avison Way, Vancouver, BC V6G 3E2

介助犬を除き、ペットの持ち込みはできません!

営業時間

水族館は年中無休でオープンしています。詳しい営業時間のカレンダーはコチラをチェック☛公式サイト

Sensory Friendly Hours(月1回)

バンクーバー水族館では、障害のある方とそのご家族や介護者の方に水族館を楽しんでもらうため、毎月第4日曜日の9時30分~12時の間で水族館の光と音のレベルを下げる取り組みを行っています。

入場料金

入場料金は時期によって変動します。詳しい料金はコチラをチェック☛公式サイト

大人(13-64) $39.95 ~ $51.95

オンラインで事前購入をすると当日ゲートで購入するよりも若干安く購入できます。オンラインチケットは翌日分から購入でき、払い戻しはできません。

超お得!?年パスについて

年パスは発行から1年間無制限で入園できるパスで、2回目の来園でもとを取れる超お得なパスです。

  1. 1年間無制限で入館ができる
  2. お土産屋さんとカフェは20%割引
  3. 会員限定イベントへのご招待
  4. 「Bring A Friend Free days」には友達1名を無料で招待
  5. 年パス更新は昨年と同額または最大で10%割引

年パスの料金

  • 大人(13-64)⇒$75
  • シニア(65+)⇒$65
  • 学生(19+/ID提示)⇒$65
  • 大人1人 + 子供1人⇒$120
  • 大人1人 + 子供2人⇒$165
  • 大人1人 + 子供3人⇒$210
  • 大人2人 + 子供1人⇒$195
  • 大人2人 + 子供2人⇒$240
  • 大人2人 + 子供3人⇒$285
  • 大人2人 + 子供4人⇒$330

館内の様子

館内には水生の生き物だけでなく、めずらしい鳥コウモリ小さなサルナマケモノなどもいました。

大きく分けると16個の展示エリアがあり、ゆっくり見て回ると2~3時間、またショーや4Dを鑑賞したりお土産屋さんやカフェへ行けば半日近くは楽しめそうです。

館内に入るとまず目に入るのが大きな地球儀で、実はこの地球儀は逆さになっています。


水族館には全部で65,000点以上の生物がおり、特徴的な生態を持つカエル、巨大アナコンダ、コウモリ飛び交う真っ暗な展示、幻想的なクラゲの水槽、いくつもの魚が泳ぐ大きな水槽など、見どころがとにかく多いのですが、今回はその一部を紹介していきます。

4つの注目ポイント!

バンクーバー水族館にはいくつか他の水族館とは違った、絶対に見ておきたい特徴的な展示や施設があります。

①Orca statue

Orca statue

水族館入り口前にあるのは5.5メートルのオルカ像(シャチのブロンズ像)です。これは世界的に有名なアーティストであるビル・リードによる作品で、1950年にUBCの水産・海洋学教授の夫妻によって水族館へ寄贈されました。

②熱帯雨林を再現

館内には熱帯雨林を完全再現したエリアがあり、中に入った途端ジメジメとしたこもった暑さが広がっていました。中にはピラニア、大きなリクガメ、真っ赤な鳥(Scarlet ibis /ショウジョウトキ)がいました。

Scarlet ibis

③ショー&イベント

1日にいくつかの餌やりショーやトレーニングを公開するイベントが行われています。

アザラシとアシカへの餌やりショー

このショーでは餌やりだけでなく、それぞれのアシカとアザラシの名前の紹介から、なぜレスキューされるに至ったかの背景など詳しく解説してくれます。

ナマケモノの餌やりショー

ナマケモノの餌やりショーでは、普段はほとんど動かないナマケモノが一所懸命に動いてご飯を食べる様子を間近で見学することができます。

④4D体験

3D眼鏡を装着して、音、香り、手触り、光、天候などの特殊効果によって没入型の映像体験をできる4Dシアターです。上映は15分で、一日に何公演も行っており、作品は時期により異なります。

この4Dですが想像を超える絶叫で、突然背中から突かれる椅子の動作や激しい振動によって、泣き叫ぶ子供や身体がビクッと動いたりする大人の方も沢山いました(笑)

入り口で3D眼鏡を配布されますが、映像自体は3Dではなく、眼鏡なしの方がはるかに鑑賞しやすかったです。

カフェ&レストラン

バンクーバー水族館には食事ができるエリアがいくつかあり、5月19日にはビストロレストランが再オープンします。

カフェ

カフェにはバーガー・ホットドック・サンドイッチなどの食事メニューから、ドリンク、期間限定のメニューまで幅広く揃っています。

実際に展示されている生き物がデザインされた可愛いクッキーもありました。

Bar + Grill

土と日曜日の11:00am~4:30pm限定でオープンしているレストランです。 

Bicycle Bistro

西海岸の自転車ロードにあるビストロをイメージしたメニューで、シーフードメニューやタコス、ピクニックバックパックなどもあります。水族館外に位置しているので、パティオではペットと一緒に食事が楽しめ、ペットメニューも販売されています。

お土産屋さん

お土産屋さんは2つあり、1つは水族館展示エリア内に、もう一つは入場料がなくても入ることができます。

展示エリア内のお土産屋さん
水族館出入口にあるお土産屋さん

今回はバンクーバー水族館に関して詳しく紹介しました。

バンクーバーへ観光へ来た方はもちろん、バンクーバー在住で特に雨の日に娯楽の少ないバンクーバーをより楽しみたい方にはオススメなスポットです。今回私も年パスを購入したので、近いうちにまた訪れる予定です。

今回の記事がバンクーバーライフを充実させるアイデアのひとつとして参考になれば幸いです!

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