
Steveston(スティーブストン)はカナダのBC州南西部リッチモンド市にある港町です。人口は約2万5000人です。
19世紀後半から日本人移民の方が多く住み、当時は鮭の缶詰加工業の中心地として栄えました。その為、スティーブンストンでは当時の歴史を学ぶこともできます。
今回は、カナダバンクーバー近郊で特に人気のある観光スポットであるスティーブストンの観光地やショップ、レストランなど徹底解説します。
ちなみに、冬にはアシカを見かけることもあります。
場所は?
バンクーバーのダウンタウンからは車で約30分、バスでは約1時間、電車では約1時間のところに位置しています。
【スカイトレインの場合】
ダウンタウンからCanada Lineで「Richmond-Brighouse」へ(約30分)⇒バス401/402/406/407いづれかに乗車し、「Steveston Bay」で下車します。(約20分)
【車の場合】
ダウンタウンから約40分程度で到着します。また町の中には至る所に無料駐車場があるので、車で行くのが一番便利です。
オススメの観光スポット
フィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)

小規模なマーケットではありますが、漁師さんから新鮮な魚介類を直接購入することができます。
季節ごとに購入できる魚介類が異なります。
- ビンナガマグロ(6月〜10月)
- ギンザケ(年ごとに異なり、まったくない場合もあります)
- サケ(7月〜11月)
- アメリカイチョウガニ(通年)
- オヒョウ(2月〜11月)
- カラフトマス(7月、8月)
- ロックフィッシュ(通年)
- ギンダラ/黒タラ(通年)
- ウニ(通年)
- エビ(通年)
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ジョージア湾缶詰工場(Gulf of Georgia Cannery)

1894年操業の缶詰工場は、BC州リッチモンドのスティーブストンにあるカナダ国定の博物館です。 展示物や期間限定イベント(ハロウィーン・イースター・クリスマスの時期)を通して、ジョージア湾缶詰工場の歴史やカナダ西海岸の漁業の歴史について学ぶことができます。



博物館内は有料ですが、博物館入り口にあるお土産屋さんは無料で入れます。ここでしか手に入らないオリジナルグッズや、地元の方が作ったお土産など沢山の商品が販売されています。


【博物館入場料金】
大人$12.50 / シニア(65+)$10.75 / 子供(17歳以下)無料
【営業時間】
10:00 AM-5:00 PM(祝日は休業)
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ブリタニア造船所 (Britannia Shipyards National Historic Site)

ブリタニア造船所は、1885年頃に繁栄していた缶詰工場、ボートヤード、従業員の住居などを復元したエリアで、1992年にカナダの国定史跡として登録されました。かつては中国人、ヨーロッパ人、先住民族、そして日本人が多く住んでいました。



フィッシャーマンズワーフなどがある観光エリアから徒歩約15~20分程かかります。
【入場料金】
無料
【営業時間】
木~日 12:00 PM-4:00 PM(予約や事前予約は不要)
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ギャリーポイントパーク(Garry Point Park)

ギャリーポイントパークは約30ヘクタールもある大きな公園です。なだらかに起伏する草地が広がっていて、岸からはフレーザー川やその先に見える山々の景色を眺めることができます。

公園内には「Kuno Garden」という小さな日本庭園があります。これは1888年にこの地域に最初に到着した日本人移民への100周年を記念して造られたものです。

巨大な漁網の針のような形をした「スティーブストンフィッシャーマンズメモリアル」は、公園内入って左側沿いを歩いたところに位置しています。


毎年4月頃には、250本以上植えられた桜を楽しむこともできる桜の名所スポットのひとつです。
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ホエールウォッチング

バンクーバーで最大のホエールウォッチング会社「Vancouver Whale Watching」が運営するホエールウォッチングツアーは、プロの野生生物ガイドさんが参加し、全工程含め約3〜5時間の所要時間プログラムとなっています。
シャチには90%以上の目撃成功率があるそうです。 その他、ザトウクジラ、アシカ、アザラシ、ハクトウワシなどの野生動物にも遭える可能性があります。
ツアーには2種類あり、下記詳細を紹介します。
Explorathor II & Express

【所要時間】
3-5時間
【運行日時(2023年)】
5月-6月中旬 12pm / 6月中旬-9月中旬 9am&2pm/ 9月中旬-10月31日 12pm
【料金】
大人$165 / シニア(65+)$145 / 学生(ID必要)$145 / 子供(8歳以下)$105
乗客の定員は1台当たり45名と47名です。
Strider & Lightship

【所要時間】
3-5時間
【運行日時(2023年)】
5月(木~日) 12pm / 6月1日-9日 12pm / 6月10-9月4日 9am&2pm / 9月5日-10月31日 12pm
【料金】
大人$175 / シニア(65+)$175 / 学生(ID必要)$175 / 子供(8歳以下)$175
乗客の定員は12人です。
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オススメのショップ
定番のお土産屋さん

フィッシャーマンズワーフ入り口には数件のお土産屋さんがあり、カナダ国旗がプリントされたTシャツや帽子、キーホルダーやマグカップなど定番のお土産を購入することができます。
NIKAIDO

二階堂茶はブリティッシュコロンビア州リッチモンドで製造されているお茶で、店内では何十種類もの緑茶、紅茶などの茶葉を購入することができます。またお茶だけでなく、おしゃれな雑貨や小物も品揃えされています。
The Fab Pad

外観もおしゃれなヴィンテージとアンティーク家具のお店です。
Splash Toy Shop

子供向けおもちゃから大人向けのパズルまで、数多くのおもちゃが並んでいて、見ているだけで楽しめます。
A Monkey Tree Emporium

キッチン用品、バス用品、文房具、その他雑貨、ジュエリー、洋服までおしゃれな商品がたくさん並んだセレクトショップです。
オススメのレストラン
Pajo’s

Pajo’sは1985年にスティーブストンで創業したバンクーバー近郊のフィッシュ&チップスで一番の人気のお店です。夏の晴れた日に行けば、行列ができている光景をよく見かけます。
スティーブストンのギャリーポイントパークにはPajo’sがもう1店舗あります。どちらの店舗も冬季には閉まっているので閑散期に行く場合は事前の確認をオススメします。



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Timothy’s Frozen Yogurt Ltd

フローズンヨーグルトとジェラートが食べれるお店です。場所はフィッシャーマンズワーフ入り口にあります。
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Pierside Deli

こちらもフィッシャーマンズワーフ入り口にある、サンドイッチ・ラップ・パニーニ・カナダ名物のプティーンなどが食べられるお店です。価格は$7~$10前後と比較的お手頃価格です。
Kove Kitchen

100%ビーフパティ―を使用したバーガーが楽しめるレストランです。ブランチの時間にはエッグベネディクトやワッフルも提供されています。
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Hog Shack Cook House

ブリスケット、ポークリブ、ハンバーガー、チキンなどアメリカンバーベキュー料理を頂けるレストランです。今回はリブやブリスケットが入ったComboを注文し、選べるサイドにヤムフライとチージーコーンを注文しました。
リブは想像以上にジューシーで柔らかく、BBQソースとよく合い、サイドもなかなかの美味しさでした。
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Sockeye City Grill

スティーブストン中心部のウォーターフロントに位置するシーフードレストランで、カナダ西海岸で獲れたシーフード料理やステーキ料理などが楽しめる少し高級なレストランです。
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Catch Kitchen + Bar

レストランはウォーターフロントに面していて、スティーブストンの港の景色を眺めながら食事ができます。料理はバーガー、ステーキ、パスタなど一皿$20~$30くらいです。
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Blue Canoe Waterfront Restaurant

こちらのレストランもウォーターフロントに面していて、食事をしながら港の景色を楽しむことができます。多くの食材は地元リッチモンドから直接調達されているそうです。
シーフードプレートは$90程でシェアにオススメです。その他にもロブスターサンドやバーガー、オイスターなどがあります。
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Steveston Pizza Company

スティーブストンでは非常に人気のピザ屋さんで、持ち帰りでも店内横の飲食スペースでも食べられます。
ピザの種類は多くあり、普通のフレーバーから、あまり見たことのない特徴的なフレーバーまで幅広く、特にこのお店自慢のピザがTHE CASTLEと呼ばれるメニューです。THE CASTELEピザはシーフードがのった贅沢なピザで、上にロブスター、サーモン、エビ、カニなどがのっています。通常のピザが$30くらいに対して、CASTELピザは$60~$100、なかには$800(事前予約必須)の商品もあり、ここでしか味わえないかなり贅沢なピザを提供しています。

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Dave’s Fish & Chips

1978年にスティーブストンで創業した老舗のフィッシュ&チップス店です。コッド、サーモン、カレイや、ホタテ、オイスター、エビなど種類も豊富です。
https://www.davesfishandchips.com/
Romania Country Bread


1種類のみの自家製全粒粉パンが売られたパン屋さんで、1つ$10程で購入可能です。店内兼調理場には、大きなはとても大きなレンガのオーブンがあり、道を歩いていると目を引くお店です。
フォトスポット
スティーブストンの町の中には、所々に当時の町の様子を描いた絵が壁に描かれています。レトロな感じがおしゃれでオススメです。





まとめ

カナダBC州、リッチモンド市にある有名観光地のスティーブストンについて紹介しました。
今回私が訪れたタイミングは、規制の続くコロナ時期であったため、複数のお店が閉店していたりととても閑散とした様子でしたが、通常特に夏のシーズンには地元民や観光客で賑わう混雑したスポットです。
ぜひ今回の記事を参考に観光に訪れてみて下さい!
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